諸君、元気かな?
今日はリクエストが多かった「バナナの増やし方」について記事にすることにしたよ
先ずは、この記録資料だ。これはある研究員とチンパンジーとのコミュニケーション記録だ。
「記録映像:20XX年X月X日 XX時XX分 研究対象: チンパンジー No.17」
(研究員がチンパンジーと対面し、少し怪訝な表情を浮かべている)
研究員:「こんにちは。今日は何か面白い話があると聞いていますが…」
チンパンジー:「ウッキー!ウキウキ、ポンポン!ガッバ、ウホホ!」
研究員:「(翻訳機をセットしつつ)よし、じゃあその話を聞かせてくださいね。」
翻訳機の音声が起動する「ピロン」
翻訳:「こんにちは!実は最近、特別な投資チャンスに恵まれまして!今なら最初の1バナナだけで、毎日新しいバナナが増えて返ってくるんです!信じられませんよね?」
研究員:「?……投資ですか?それ、どんな仕組みなんです?」
チンパンジー:「キーキー!ウホホ、ポンポン、ウキウキ!」
翻訳:「それがですね、まず少しだけバナナを差し出すと、森の神秘的な存在がそのバナナを預かってくれるのです。すると、次の日にはそのバナナが2倍、さらに増えて戻ってくると約束してくださっているんですよ。」
研究員:「ええと、それって…本当に大丈夫なんですか?」
チンパンジー:「ウホホ、ポン!ガッバガッバ!」
翻訳:「もろちんです!もう3回もバナナを預けましたが、毎日『明日には倍になって返る』と教えていただいています。まだ返ってきてはいませんが、それだけ期待が膨らむってことですよね!?」
研究員:「…なんか、ちょっと怪しい気がするんですが…」
チンパンジー:「キーキー!ウッキー、ウホウホ、ガッバ!」
翻訳:「いやいやいや、怪しくなんかありません!だって、バナナを持っていくたびに『次こそ絶対に!』と言ってもらえて、信頼関係がどんどん強くなっている感じです!彼らの笑顔、とても安心できるんですよ!」
研究員:「彼ら?…本当に大丈夫なんでしょうか…?それで、今はいくつほど預けているんですか?」
チンパンジー:「ウホホホ、ウキウキウッキー!」
翻訳:「ええ、今は20バナナほど預けています。でも考えてみてください!倍になったら40バナナですか?」
研究員:「(ため息をつきながら)いや、返ってきてない時点でちょっと心配なんですけど…」
チンパンジー:「ガバッ…ガバッ…!(目がギラつく)」
翻訳:「おい…お前、まだ信じてないのか?わかってんのか、今、これが最後のチャンスかもしれないってことを!最初の1バナナを出せば、明日には2倍、いや3倍になって返ってくるって言ってるんだぞ!?これは『森の究極の秘術』なんだ!」
チンパンジー:「ウホッ、バ…ナナ!(息が荒い)」
翻訳:「俺はもう20バナナ突っ込んでんだ…毎日『明日には倍』って言われてるんだぞ!?ここまで来たら、もう戻れないんだよ!バナナが返ってくるのを信じて待つしかねぇんだ…!」
研究員:「いや、それ…本当に返ってくるのか…?」
チンパンジー:「返ってくるに決まってんだろ!森の連中があんな真剣な顔で『もうすぐだ』って言うんだから…俺は、俺は信じるしかないんだよ…!なあ、俺を信じろよ!森の力を感じてみろよ…これからバナナ天国だぜ!」
翻訳:「ウホホホッ!ガバァッ!」
「映像終了。チンパンジーは必死な表情で去っていき、研究員は呆然とその背中を見つめている」
いかがだろうか?
この後、このチンパンジーの姿を見た者はいないという。
私がこの映像を初めて見た時に気になったのは、チンパンジーの名前だ。
さて結論、
映像を見てもらった通り、ミソは“バナナを預けることで、何故かバナナが増える”ということらしい。
だが結局原因は不明のままじゃないか!とご立腹なお猿さんも多いんじゃないだろうか?
安心してほしい。何故なら、私はその方法に辿り着いているのだから__。
実にシンプル、当研究所宛に、君のバナナを1つ送ってもらう。 それだけだ。簡単だろう?
必ず君のバナナを2倍にしてみせよう。是非お待ちしているよ。「ピロロン」
ご意見・感想待っているお