
「ポエムを書いてみたけど、なんか初心者っぽい…」
「誰かに見せたら微妙な空気になった…」
「わかってるんだけど何か恥ずかしい!」
そんな経験、ありませんか?
ポエムは自由に書けるものですが、自由だからこそ「誰にも響かない」「読んでて恥ずかしい」なんてことも起こりがち。特に初心者のうちは、やりがちな失敗パターンがあります。
そこで今回は、「ポエムを書くときに絶対に避けるべき5つの行動」を紹介します。
これを押さえておけば、読まれるポエムにグッと近づくはず!
どうでもいいですが、ねこまんまって美味しいですよね?

1. 自分の感情を垂れ流すだけで終わる
「僕の心は砕け散った…世界は冷たい…」
おそらく書いた本人は、ものすごく感情を込めたつもりでしょう。
しかし、読む側からすれば、これはただの「感想」にすぎません。
自分の気持ちをそのまま並べただけでは、読者は共感しませんし、「だから何?」という気持ちにさせるだけです。
✔ 対策:「読者に何を感じさせたいのか」を意識しましょう。感情を押し付けるのではなく、読者が入り込める表現を考えるべきです。

2. 無駄に難しい言葉を並べる
「慟哭する魂が宵闇に融解する」
……それは本当に必要な言葉でしょうか?
文学的な表現を狙うことは悪いことではありません。しかし、伝わらなければ意味がありません。
「難しい言葉を使う=かっこいい」と勘違いしている人がいますが、それは読者を置いてけぼりにしているだけです。
✔ 対策:「言葉の難易度」ではなく、「言葉の響き」にこだわるようにしましょう。伝えたいことを、誰が読んでも心に残る表現にすることが大切です。

3. 使い古された表現を連発する
「闇に溶ける涙」「月が泣いている」「傷ついた羽」
この手の表現は、過去に何千回、何万回と使われてきました。
つまり、それを使った瞬間、あなたのポエムは「その他大勢」に埋もれるのです。
読者は「またこれか」と思い、1ミリも心を動かされません。
✔ 対策:ありきたりな表現を避け、「自分にしか書けない言葉」を探す努力をしましょう。

4. 説明をしすぎる
「私はとても悲しくて、涙が止まらない。心が壊れそうだ。」
…これは「ポエム」ではなく「日記」ですね。
読者に感情を押し付けるのではなく、「情景」や「比喩」を使って感情を感じさせることが重要です。
✔ 対策:「悲しい」と言わずに、悲しみを表現してみてください。
「夜の静けさが、涙をひとつずつ吸い込んでいく」
このように、言葉で「感情を説明する」のではなく、「感情をイメージさせる」ようにしましょう。

5. 読者のことを何も考えていない
ポエムは自己表現ですが、「読者を無視した自己満足の産物」になってしまったら、それはただの独り言です。
どれだけ美しい言葉を並べても、伝わらなければ存在しないのと同じです。
✔ 対策:書いたあとに「これを読んだ人は何を感じるか?」と考えてみましょう。
読者がついてこられないポエムは、いくら書いても誰の心にも届きません。

まとめ
「ポエムは自由」…それは間違いではありません!
ですが、「自由に書けば読まれる」わけではないことを理解しなければなりません。
✅ 感情を垂れ流さない
✅ 無駄に難しい言葉を使わない
✅ 使い古された表現に頼らない
✅ 説明ではなく、感じさせる
✅ 読者を意識する
この5つを守らなければ、あなたのポエムは誰にも読まれず、静かに埋もれていくだけなのです。
せっかく書くなら、心に刺さるものを書きたいものですね。
参考程度に私の1“相方が書いた“ポエムがありますので、是非覗いてみて下さい!

- ここでこの記事を書いた冴島が相方(斜地)に押し付けています。こういう大人になってはいけません。
このポエムの筆者はすり替えられています。インターネットを鵜吞みにしてはいけません。
このポエムには、バナナが死と隣接した概念として扱われておりますが、バナナアレルギーの人間は斜地ではありません。
[脚注追記:斜地] ↩︎
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